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第63回 正倉院展

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今年は初日に行ってきました。

自分の日程を考えてみて「今日しかない!」ってこともあり
また、TVとかで紹介され始めると混雑ぐあいも違ってくるかも?
と思ったからなのです。
 
奈良に到着して、早めのランチをとった後
鹿たちに出迎えられつつ入口にむかうと、意外にも「待ち時間0分」
奈良駅では‘30分’の表示があり
それでもラッキーと思っていたので、するりと入る事ができたのは
本当にありがたい。
 
展示会場に入ってみて、正倉院展らしい独特な雰囲気を感じつつ
いつもより柔らかな空気が漂っている気がするのは
大きな‘香木’のせいだったのでしょうか。

1つ目の展示スペースの中央の位置に置かれている
大きな香木「黄熟香(蘭奢待)」は
どのくらいの時間を経ていて、どんな香りがするのでしょう。

展示されている物自体は大きな木片でしかないのだけど
じっと見つめつつ想像してみるのは思いの外、楽しい。
 
毎回、いろんな布物が公開されていますが
今見ることのできる色彩は、あせてはいるけど
それでも当時どんなに鮮やかだったろうと想像できそうで
ついつい、じっくり眺めてしまいます。

‘役人の作業着’という上着のデザインの面白さもそう。
‘袈裟’の色合いこそ質素ながらも凝った織り方の豪華さもそう。
見ていて本当に楽しい。
 
「箱物」と言っていいのかどうか
まさに食い入るように見てしまっていたのですが
巻物を保管するために八角形の筒状に仕上げた
その箱の形の美しさのみならず、
内側にも外側にも細工を凝らしていて
沈丁花のつぼみや豆を飾りにデザインした面白さ。
その沈丁花が香りや虫除けの効果もあるという
当時の人々のこだわりとか工夫が見えるようでした。
 
「箱物」といえば、広告やポスターにも登場している
美しいミントグリーン色の箱。(碧地金銀絵箱)
‘ミントグリーン’って今どきな表現しかできないのですが
その色が保存されている不思議さと美しさ。
描かれた絵も美しく、時代とか時間の経過を忘れてしまうのです。
 
チケットのデザインにある赤い帯のようなものは
象牙でできた‘物差し’。
儀式用だというものですが
象の牙をこんなに鮮やかな赤い色に染めている技術にも
驚かされました。
30センチ定規とほぼ同じくらいの小物なのですが
本当に美しい赤に、さらに美しく細やかに描かれた絵に
釘付けになってしまいました。
 
今回、公開された宝物は
きらびやかな装飾が美しいもの、というより
当時、行われていた華やかな儀式のために
どれほどの技術や心遣いで‘宝物’を作り、守ってきたのかが
自然と伝わってくるような、そんな物が多かった気がします。
 
もしかすると
宝物を見る側の私の目線が変わったのかもしれませんが。。。
 
日本の国、歴史とか、守るもの、大切なものとか
いろんな事に想いをめぐらせることができた時間でした。
 

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